PLUTO 1 (1) 【豪華版】 ビッグコミックススペシャル
浦沢直樹が鉄腕アトムを書く?!
電車の中吊り広告を見て気になっていたのですが、
単行本が出るまでじーっと待ちました。
待った甲斐あり!の作品です。
よくぞあの原作(鉄腕アトム)をここまで掘り下げたなあ!と感心しきり。
原作では数ページしか出てこない刑事ロボットを主役に、
同じく数ページしか出てこないロボットたちのエピソードを
膨らませてあります。とにかく切ない〜。
ロボットたちがとても感情豊か。
「鉄腕アトム」が原作だっけ?「アイ、ロボット」じゃないの?
なんて錯覚するほど。
浦沢直樹がSFというのも意外な感じでしたが、
(浦沢直樹には詳しくないのでSFも書いているかもしれませんが)
そこはさすがにチープになったり、マニアックになったりしないで、
ちゃんとまとまっています。
豪華版は「PLUTO」の1巻と原作の「鉄腕アトム 地上最大のロボット」が
セットになっています。
「鉄腕アトム〜」の方を読むとかなりネタばれになってしまうので、
読まなかった方がいいかなあ、という気もしないではないです。
余談:
浦沢作品は「MASTERキートン」「MONSTER」を読んではまりました。
「MASTER〜」は去年くらいにアニメにもなっていたし、
気が向いたらコミックを買おう!と思っていたのですが、
この機会に探したら、売り切れなのですね!
オークションに参加するしかないようです。がっかり。
まあ、初めて読んだのは10年ちかく前のことなので、無理もないですか。